こんにちは。
食物繊維は、エネルギーにならないため「役に立たないもの」とされていました。
しかし、食物繊維は近年になっていろいろと身体を元気にする働きがあるとわかってきました。
たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルに次ぐ
第6の栄養素といわれるようにまでなった食物繊維。
食物繊維を知り、健康でスッキリとした毎日を目指しましょう!
意外と知らない食物繊維オルニチンは、
えのきなどのきのこ類やキハダマグロなどの魚類にも含まれていますが、
「しじみ」がもっとも有名です。
食物繊維は、5大栄養素に次ぐ6番目の栄養素として注目されている栄養素であり、
人の消化酵素では消化されにくいものを言います。
その種類も多く、構造も複雑であり、
正しく理解している人は少ないかもしれません。
かつての食物繊維は「ヒトの消化酵素で消化されない植物細胞壁成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)」に限定されたものでした。
特に数十年前までは、
食物繊維はエネルギー源にも身体の構成成分にもならないため「役に立たないもの」と思われてきました。
しかし、食物繊維の機能や生理作用が理解されるようになったことで、次第に広義の意味で解釈がなされるようになり、
小腸で消化・吸収されずに大腸に到達する食品成分はすべて、食物繊維に含めるという考え方となりました。
不溶性食物繊維とは
不溶性の食物繊維には、以下の6種類があります。
【セルロース】
不溶性食物繊維の代表格であり、炭水化物に多く含まれ、繊維の素ともいわれている。
セルロースはほとんど分解されることがなく、水分を吸収して膨らみ、腸まで届く。
【へミセルロース】
セルロース同様に炭水化物など穀類に多く含まれる食物繊維で、
水分を吸収して膨らみ、腸まで届く。
【ペクチン】
植物に最も多く含まれる食物繊維で、植物の成長過程によって含有量が異なる。
腸内細菌の「えさ」になる。
【リグニン】
木質素とも呼ばれ、木材に多く含まれる食物繊維で、
ポリフェノールとしての機能も持つ。
【グルカン】
きのこ類に多く含まれる食物繊維で、ブドウ糖(グルコース)を多く含む。
構造などの違いにより、α-グルカンとβ-グルカンに分かれるが、
一般的にグルカンといえばβ-グルカンを指す。
【アルギン酸】
褐色の海藻の主成分になるとされており、海中に含まれるさまざまな成分と結合して塩を形成する。
食品に粘りを与えたり、食感をよくするといった効果がある。
今回は、「食物繊維」について書きました。
皆さんの食に対する知識になれば幸いです